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2019.9.7-16 ヨセミテ国立公園!

ガチムリンです。グッドモーニング、グッドアフタヌーン、ハロー、グッドナイト。

今回で4回目、書き続けてみると、最終日まで書けてしまったので、
今回でヨセミテ編最終パートです。
すでに帰国から1ヶ月も経ってしまっているので、記憶が薄れてきて内容も薄くなったせいかもしれません。
やばいですね。
5日目:9/11 キャンプ4へ
今日からキャンプ4に移動のため、朝食後テント等片付けて出発。
まずはチェックインするためにキャンプ4へ。
難なく受付を済ますけれど、12時にならないと自分らのテントを貼ることができないので、キャンプ4内を散策。
 
キャンプ4といったら、そうミッドナイトライトニングですね。
ボルダーの歴史を塗り替えたと言われる歴史的な課題の1つ。
キャンプ場外の道路を走行中に確認できましたが、実際に目にするとその大きさに圧倒されました。
試しにスタート部分を触ってみましたが、大勢の人に触られていて、ツルツルどころか、テカテカ、ピカピカ。
人の手汗、皮脂を吸っているのか、色も茶色に変色してました。
一通り散策も終わってしまったので、駐車場でくつろぐ。しばらくバタバタが続いていたので、日中ここまでだらけたのは久しぶり。
適度にリスとも戯れ、テントを設営。
やっと登りにいけるとなりましたが、翌日のマルチのこともあるので登れるものも限られる。
近場のFive Open BooksのMunginella 5.6。だいたい76mなので、そこまで長くなく、難度も低いため、物足りない感じとなりましたが、のんびりにはちょうどよいかなと。
前のパーティーが初めてリードする人で、とにかく遅かったため、途中待機しなければならず、本来2ピッチで登れてしまうところを、3ピッチにせざるを得ない状態になってしまったこともあり、もう1ルート登りたかったけれど、時間切れ。
まぁ翌日に向けて体力温存ということでよしにしよう。
夜は、作るのが超面倒だったので、たしか日本から持ってきたサッポロ一番塩ラーメンを食べた。でそうそうに就寝。
6日目:9/12 トゥオルミメドウへ
この日はやっと長いマルチピッチをしに行きました。
ヨセミテバレーから1時間半くらい走ったところにある、Tuolumne Meadowsというエリアに行きました。
ここのFairview DomeにあるRegular Route 5.9 (12P)を登りに行きました。

先にさらっと感想を書くと、70mロープで行ったので、実質9ピッチで登れましたが、これまで経験してきたマルチピッチの中で

1ピッチがとにかく長く、リードもフォローも初めて経験するくらい大変でした。

1,3,5,7,9がともやんさん、2,4,6,8が私で行きました。
早朝に起きて、7時くらいについたと思います。
このエリアは取り付き近くの駐車場で標高はすでに2500mあるため、1日終始寒かったです。
しかも人生で初めて2500mを経験するという事態笑。クソ寒い中、テーピングを車内でして、必要なカム類等をある程度絞り、
ザックは1つにして、身軽にした状態でアプローチへ。
取り付きにつくと、すごいひょっこり丸々した岩がお出迎え。ところどころ濡れている…。
177cmのガチムリンとの比較↓
前に1パーティーいたため、寒い中45分くらい待ったでしょうか。
アプローチで温まった体も冷え切ってしまい、動きが鈍い。
壁も北向き、風も少しあるため、ビレイ中はとにかく冷えました。
1ピッチ目、ともやんさん無事に登りますが、前パーティーがいるため、ビレイ点で少々時間がかかる。
フォローで登る。カムががっつり入り込んでしまっていて、二箇所回収のためにテンションをかけた。
しょっぱな61mもあるので、フォローでもとにかく疲れる。しかも標高高いとこでのクライミングが初めてで、
息が切れるのが早い…。
「2500mは慣れない人だと高山病になって、頭痛くなったりする」とともやんさんに言われていて、
自分がなったらどうしようと不安でしたが、登るとちょっと早くゼーゼーいうだけで他は問題なかったので一安心。
2ピッチ目。5.7のフィンガーとハンドの混合で構成されて、途中5.8のフェイス。記憶にほとんど無いということは、特に何か苦しい思いをしたことがなかったと思います。しかしとにかく長い、1ピッチ目を超える約63m。日本では考えられないスケールですね。
3ピッチ目。記憶にあまり無いので、ここもほとんど悩まずするする登った箇所では無いかと思います。
4ピッチ目。確かこのピッチが70mいっぱいいっぱいの、ランナウト覚悟だったような、そうじゃなかったかだったと思います。
手持ちのカムを見ると、明らかに次のビレイポイントで支点構築が不可能になりそうだったので、ともやんさんには申し訳無いけど、やるしかないなと意図的にランナウトで登りました。
あとからフォローで登ってきたともやんさんに「ナイス判断、よくやった!」と褒められました。
ただ、基本的に僕のカムのセットの仕方は、日本の基準のランナウト気味にとる傾向があり危ない感じで、気をつけないといけないのですが、ヨセミテだとこの感覚でないとむしろカムが絶対的に足りなくなるというのを感じました。
この後の5~9ピッチ目までは基本的にアルパイン3級、4級くらいが続くだけだったので、超快適に登りました。
しかし、1ピッチの長さはやっぱり60m前後でしたが。
待ちもあったりしたので、8時間くらいで岩のテッペンへ。朝きたのに、もう夕方。
とにかく疲れはてた顔で座っているところをともやんさんに取られました。
僕もお返しに、写真を取った。ともやんさん側が登ってきた壁側。
登ってる最中も綺麗な景色が常に後ろに見えました。
途中地元のクライマーに抜かされて、追い越し、また彼らが後ろから登ってきた。
ほぼ同時登攀みたいなことをしていたので、とにかく早い。しかもビレイもボディビレイ。
今年北海道のニセコにスキーに行くと行っていた。若いのにクライミング歴は16年。ヨセミテでクライミングを覚えたそうで、このルートは15回目くらいらしい。
談笑、休憩をして、彼らとバイバイしていざ下山。下山もなかなかハード。
転んだらしたまでずっと転がっていける岩肌のアプローチ道、斜度もなかなかきつい。
↓岩の上から、この地点までずっと歩いて戻ってきた。
 車のある方は、左側に見える森に向かって行く。
↓下の方に来ると進行方向はこんな感じ。
車まで戻るのにも結構長く、途中心が折れた。
約274mのマルチピッチは、とにかく疲れたけれど、思い出すと楽しかった記憶しかない。
帰って、なんか適当に食ってすぐ寝たのしか覚えていない。
7日目:9/13 El capitanと対面
とにかく疲れた昨日。ぐっすり寝たけれど、やっぱり疲れは取れていない。
クラックざんまいで足の横側からスネの横側にかけての筋肉というか筋が痛い。すこしはクラックに強い身体になっていれば嬉しい。
ヨセミテにきたから絶対にEl Capitanは見学したいしおさわりしたい。
Dawn WallとFree soloで出てくる大広場からEl Capitanを見上げる。とにかくでかい。
ここまできたからにはもちろん登りました。El Capitanではなく、El Capitan Baseと呼ばれる部分になります。
アプローチ途中でEl Capitanにおさわり、またビッグウォールをトライ中の人を観察する。すごいなぁ。
僕らは人気ルート、Moby Dick, Center 5.10aをトライ。
ショートルートのはずなのに、45mくらいある。
下部はフィンガーで始まり、上に行くにつれ徐々にフィストになっていく。
その先にはEl Capitanの上部が見え、垂壁でないことがよくわかる。
垂壁か、ちょっと薄かぶりくらいかと思っていたけれど、なかなかの被りっぷりだった。
トポの情報通りの装備でいくと確実に怖すぎるランナウト。4番は4つは持って行った方が良い。
僕みたいな下手くそちゃんは6つくらいないとエイドできなくなる。
ともやんさんは3回ほどテンションしてトップアウト。僕は途中まで3回くらいテンションしましたが、中間あたりのところで徐々にフィストがかからなくなり、テーピングもずれて、フォール。クラックで本気オチして、腕に傷を作り、足をぶつけた。
このときの傷がまだ痕になっていて、僕の中でEl Capitan Scarと呼んでいます。人生初のクラックでの本気オチがEl Capitanでなんて、なかなか印象深い。
あと10mくらい頑張れば上まで行けたけれど、マジオチするまで力を出し切りまくって完全に力が入らなくなってしまい、残りはエイドで行こうにも4番カムが足りず、如何しようも無い状態に。しかも5番カムを危うく残置するところでした。
申し訳ないことにともやんさんに再度登ってもらい、回収していただきました。本当にありがとうございました。
この日も疲れ果てて、すぐ寝た。
8日目:9/14 さよならヨセミテ また会う日まで?
ついにヨセミテ最終日。きて欲しかったような、まだきて欲しくなかったような、よくわからない感情です。
この日の夜に空港に向けて出発することにしたため、近場で登ることにし、Swan Slabへいきました。
ヨセミテバレーについた初日にトライできなかったものと気になっていた物に取り付いた。
まずは超簡単な5.6を登り、次はAid Route 5.10a A0にトライ。ともやんさん挑戦するも難しい、そして念の為僕もトライしてみるが、A0でも次のピンに届かない。足がない。なんだこれは!と2人してヨセミテのエイドのグレードの辛さを痛感しました。良い勉強になりましたね。
最後はフィンガークラックのGrant's Crack 5.9を登る。ともやんさん余裕のOS。
僕はいけるだろうか心配でしたが、Flashできました。しかも人生初の5.9フィンガークラックリード一撃です。
「どうせこの距離からは見えないから、OSでええやん」とともやんさんに言われた。笑
たかだか5.9のフィンガーですが、僕にはとっても大きな収穫ですね。例えると、小学生が軽トラ販売の焼き芋を紙袋にいっぱいにしたのを両手で抱えて、焼き芋食べてホクホクした感じでした。
そのあとはせっかくなのでボルダーもさわりました。
Swan SlabにあるBridwell Boulderというボルダーでおさわり。僕は2本V0- (6級)を落としてきました。
マットは持っていないので、ノーマット、低い岩でランディングも良いところだったので、丁度よかったです。
↓ともやんさんは外岩ボルダーほとんどしないので、この写真はとっても貴重な気がする。
 
6級なのに、うち一本はスタートホールドが高い位置にあり、リーチがない人は飛びつかないと届かない物でした。
流石に疲れていたので、30分くらいで終わりました。
そのままキャンプ4の駐車場に戻り、装備の片付け、テントの撤収等を済ませ、夕飯。
夕飯後最後のキャンプ4を楽しみ、夜中のEl Capitanを見にいきます。
チラチラライトが光って見えました。5パーティーくらいいました。
この日は満月翌日だったので、もしそうでなかったらもっとはっきり見えたかもしれません。
存分に楽しんだあと、サンフランシスコに向かって出発。睡魔と戦いつつ、途中車中で仮眠し、朝ウォールマートによって空港へ。
いざ機内に乗り込むと、中国人の中年夫妻が僕の席を陣取っていた。
「すみません。ここは僕の席です。」と英語で説明するも、なんか通じない。すったもんだして全然理解しない。
完全にしらを切ろうとしている感じで、腹が立ってきた。幸いANA便だったので、客室乗務員の方が「どうかされましたか?」と気づいて、事情を説明し、夫妻に一言言っていただき解決。金山からの電車だけでなく、帰りのフライトもすったもんだとは。とほほ。
そして翌日9/15の夕方名古屋へ戻ってきた。
事故も事件にも遭遇せず、2人揃って五体満足、健康体で、頭もヒゲももじゃもじゃになって帰ってこれてよかった。
帰国してから、いつも通っているクライミングジムで、いろんな人にどうだった?と聞かれたけれど、
自分がヨセミテに行った事実に関してはまったく実感がなく、正直今でもよくわからない。
でも写真を見返したり、ともやんさんと一緒に山行に行くと
「あぁ俺ヨセミテ行ったんだったわ。楽しかったな!」と思う様にはなりました。
クライミングの技術がうまくなったか?と聞かれれば、それはないです。
ヨセミテに行ったからクライミングが上手くなっていると勘違いする方も多いですが、
僕がヨセミテに居た期間はたったの7日間も、登ったルートも簡単なものです。
それでも行ったことで、日本では決して体験できないスケールでのクライミングをすることができました。
クラックに苦手意識があったけれど、今回の体験で、クラックやりたいなぁ〜と思う回数も増えました。
ヨセミテで体験したことを活かせる様に、今後もどんどんクライミングに没頭していきたいと思います。
最後に、一緒にトレーニングからツアーまで、ともやんさん大変お世話になりました!
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| フリークライミング | 00:07 | comments(0) | - | 管理人 |
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