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2019.9.7-16 ヨセミテ国立公園!

日にちがあきました。

こんばんは、おはよーございます、こんにちは

THE GACHIMURINです。

早いもので10月…早くしないとヨセミテの記憶がなくなります。

 

さて今回も一気に書いていきます。

 

3日目:9/9

朝起床。寒い。

寒さに耐えかねて早速火起こし。

さすがアウトドアも普通の文化になっているだけあって、着火材も豊富です。炭に灯油を含ませたものまで売っているので、液体や固形のものを使用しなくても火種が完成します。しかし、やっぱり通常の着火剤の方が火の勢いは強いですが。

 

今日から三日間、ヨセミテバレーまで車で通勤です。

毎朝初日に見た景色を堪能できるので良いのですが、片道40分なので、結構めんどくさいです。

この日から、私は行動食にサンドイッチを欠かさず作りました。
ともやんさんは結構ズボラなので、「行動食はパンでいいや〜」と言いましたが、アメリカのパンはそのまま食べると全然美味しくないです。日本の食パンと違い、苦味が強く、甘みは少ないです。最低限ジャムは塗っとくことをお勧めします。

 

今日はヨセミテきたら足慣らしに触られている人気ルート、Nutcraccker(全5ピッチ) 5.8へ行くことに。

 

岩としてはManure Pile Buttressと呼ばれる岩です。

ヨセミテでは小さい方の岩になり、またショートルートの部類に入るのではないでしょうか。ショートルートといっても岩の高さは約180メートルあります。ロープ長では218メートルと、私のグレードで十分な登りごたえです。

 

岩場近くの駐車場から取り付きまであっという間の10分以内。

日本で考えると、この岩場にたどり着くためのアプローチは1時間以上かかるところが当たり前だと思います。しかもアプローチは全く急登ではなく、ほぼ平坦です。
取り付きが分かりづらく、右往左往。やっと見つけ、必要なギア、食料、アプローチ用シューズを1つのザックにまとめ準備を整えます。

準備中に3、4パーティ現れます。

ヨセミテはクライミング講習が盛んで、滞在中、毎日ガイドに連れられて岩場にくるパーティーを見ました。

初心者の人や、クラック初めて登る経験者の方など。

なんなら僕の方がクラック登れるくらいでした。なので、ヨセミテに行こうか迷っている人は、タイミングとパートナーがいるのであれば、迷うことはありません。是非いってください。

 

準備後登り始めます。P1,3,5はガチムリン、P2,4はともやんさんでいきました。

P1は5.5のハンドが続き、途中から5.7、5.8のレイバック、そして乗越、ロープ長は約40m。出だしから長い。

最初はサクサクいけますが、途中立木にランナーを取ります。

問題はその後で、今いる地点から登ると、すぐにカムでプロテクションが取れず、ランナウトし、落ちると結構危ない。

メンタルゲームがいきなりきました。

「えぇ〜…まじこれトレンクネ?えぇ〜これいくの?」と思いながら、そこからレイバック気味に体をひねって登る。
さっきいた地点から結構登って、やっとカムを差し込み、ロープクリップ。

あとから登ってきたともやんさんに

「あそこランナウトするのによくいったね〜」と褒められた。

さすがに長いことクラックを登る持久力がなく、だんだん足に力が入らなくなり、核心5.8の部分で一度テンション。

多くの人が登るため、ホールドも足場も全部ツルツル。

しかも手もかからない。ツルツル。なんだこれは。
しょうがないので、核心部分はエイドで通過、それでもきつい…。

無事乗っ越し部分を終え、ビレイ地点。

ビレイ点も自分たちでカム、ナッツを使って設置します。

 

P2はほぼ歩きの約36m。1ピッチ目と比べて嘘みたいに簡単。

写真の僕の笑顔がその超絶簡単さを物語っている。

 

ビレイ点に着くとめちゃくちゃ広い。前にパーティーがいたので、昼休みがてら休憩。

どうでもいい1が、下の写真で、僕が手に持っているのが毎日欠かさず作ったサンドイッチです。

どうでもいい2が、ともやんさんのこのショットは個人的にすごく気に入っている。

 

 

 

前のパーティーはガイドと一緒のパーティー。

フォローの人が参加者だったが、驚くことにこの人スカルパのドラゴでクラックを登っていた。

そんなダウントゥ、ターンインがキツイ靴でよく我慢できるなぁと驚くばかりでした。

だんだん眠くなってきた頃に、出番が回ってきた。

 

 

3ピッチ目 約42m、超広い安定したテラスからいきなり切り立った壁に向かって足を出さないといけない。下はこの時点で約80メートルくらいあるわけですが、足が乗っかったらどうってことはなかった。


フィンガークラックで始まるけれど、足場もあるし、足を突っ込もうと思えば突っ込める。

いや確か、いい足場がなくて足先を突っ込んで登った記憶が…。

そこがおそらく一番核心で、あとはそこまで苦でなかった。ビレイ点について、ともやんさんをビレイ。

 

4ピッチ目、約50m。5ピッチの中で一番長いセクション。

長いだけあってビレイ時間も長かった。とにかく長い。

リードしたともやんさんも、

「長すぎてさすがにまだか?いやもう次でビレイ点やろ!えぇ〜まだやん…ってなった」と言っていた。

フォローで登ってもさすがに50メートルは疲れます。

さすがにめちゃくちゃ休みたかったけれど、もうあと1ピッチで終了だから、とっとと行っちゃおうとギアを受け取った。

 

5ピッチ目、約40m。

しょっぱなからいきなり被り部分をトラバースして、乗っ越しを行う。

しかもそこで保持感が悪いホールドしかない。足もお決まりで磨かれている。

 

とりあえず、一歩上がってフォールに備えカムを2個突っ込む。

しかもスモールサイズなので、これもまた精神的にじわじわくる。

さすがに怖かった、乗っこす時、ホールドが悪くて、しかも体が大きすぎて、狭い。

もう頭にきて、

「いきなりこんなんやらすなやーーー!」と怒りながら叫んで乗っこした。

最初で最後の、「ヨセミテの低グレードで愛を叫ぶ。」

ともやんさんはそこまで悪くなかったと言っていた。

体のサイズと経験で差が出る箇所な気がする。乗っ越しを超えるとあとは特に問題無し。

最後の最後で、若干ランナウトが出てくるけれど、落ちることはないので、特に気にしなかった。



登り終わると、ハーフドームが見える。

でも前日のswan slabのマルチの方がハーフドームは近くに見えたので、それと比べると、景色としては上の下くらいだろうか。

 

この日はこのマルチピッチだけで終了。

なぜなら3日後からはキャンプ4に泊まりたいので、抽選に申し込む必要があるからです。

面倒なのはこの抽選、ウェブサイト経由。Eメールで抽選結果がきます。しかもその抽選の申し込みは宿泊開始希望日の前日の12時から16時までの間にしないといけないからです。

なので、ネットが使えるところまで移動し、申請しないといけないです。これがとにかく面倒で、移動、申請の時間が必要になるため、早く切り上げる必要があったのです。

 

で、申請するためにまずスーパーのあるところまで移動し、申請をし、買い物をします。で抽選結果はダメでした。ともやんさん残念。

また翌日同じく抽選をすることに。=登る時間が限られる。

 

夜は適当に野菜を買い、肉を買い。それらをまとめて鍋に入れ、日本からたまたま持ってきていいたオニオンスープの粉をいれて煮たもの。と味を変えるためにサルサソースを入れたものを作るも、味が微妙。アメリカの野菜は旨味というものが皆無だったことを食べるときに思い出した。肉はやっぱり焼いた方が美味しいので、串に刺して直火で焼いて食べた。これ以上まずいものは絶対出ないだろうと思ったが、これを超える不味さのものが出てくるとはこのとき2人とも全く思っていなかった。

 

 

 

4日目:9/10

身支度して出発。

さすがに三回も同じ景色を見ていると、最高の眺めも飽きてくるのか、当たり前になりすぎてしまった。

今日も抽選をするため、アプローチが近いSunny Side Benchへ。

駐車場がヨセミテフォールの前だったため、せっかくなので歩いて回る。

ヨセミテビレッジも近く、せっかくなのでビジターセンターにも寄ってみた。

アメリカの国立公園のインフォメーションセンターやビジターセンターにはこういう情報が

必ず掲示してある。しかもその日に寄って書いてある注意事項が変わり、

さらに描く人のセンスによって見栄えがかなり変わる。

今回の人は、なかなかセンスがあり可愛らしい感じ。

どうでもいいけど、このツアーの間に僕の髪はかなり伸びました。

 

センター内の本屋にカラーのトポが売っていた。

買いたかったけど、とっさの思いつきだったので、財布は持ってきていなかった。カメラは持ってるのに。

ヨセミテで一番の大失態である。

駐車場に戻り、忘れない内にキャンプ4の抽選の申し込みを済ませた。

 

Sunny Side Benchにはこれまた有名課題のJamcrackがあります。

どっちが先に登るかをじゃんけんで決める。

今回も先はガチムリン、2ピッチ目はともやんさん。

先に登って降りてきた男性ガイドの方が、

「アンカー今占有しちゃってるから、気にしないなら僕らのロープ使って降りていいし、もし課題やるなここの課題トップロープで登っていいよ」と言ってくれた。

なんと気さくな人だろうか。

 

 

 

Jamcrack 5.7の1ピッチ目はハンドなのだけど、磨かれていてハンドが効かない…。なんじゃこれは。もじもじ色々方向を試したけれど、結局パンプして残念ながらテンション。2ピッチ目はフィンガーが出てくる。リードで登っていたら確実にテンションかフォール。フォローで良かったと思った。ともやんさんは余裕でオンサイト。

懸垂下降で下に降りる。したからガイドのパーティが登っていた。
日本語を少し話せる女性ガイドの人で、とても気さくな人だった。

 

懸垂下降で降りる際、隣の課題Bummer 5.10cも触りたいとのことで、トップロープにして下降。

早速ともやんさんが登る。問題なく一撃。

僕は登らないのか?と聞かれ、疲れたのでちょっと考えますと言って、休憩後登ることにした。

日本でもフィンガーの10台なぞトップアウトなんてできていない。

やってみると、そこまでフィンガーフィンガーしていなかった。

でも指は2本しか入らない、でも瑞浪のイヴ、アダムに比べれば大したことはない。そう思いながら登る。

なんと僕もノーテン一撃でいけてしまった。しかし疲れた。

 

最後に、Lemon 5.9を触ることに。僕はトップロープで行くことにした。ともやんさんリードするも、思ったよりカムが必要で、足りずテンション。僕はノーテン一撃で終了。

 

このあと、60台くらいのおっちゃんが身軽な格好で小さいザックで現れた。そしたらまさかのフリーソロを始める。

Jamcrackの1ピッチ目をひょいひょい登ってちょっとそれたところからクライムダウンしてきた。

「こんなの本当に簡単だ。本当に。ハハハハハ」と言っていた。

おいおい、マジか・・・・。と思った。

 

時間も時間なので、駐車場に戻り、早速キャンプ4の抽選結果を見る。

ちなみに今回外れたら、明日からは宿無しのため、絶対に当選したい。まぁ当選しなかった場合は空いてるキャンプ場のつもりでしたが。

いざ、メール確認。

うぉおおおおお!当たった!ガチムリン多分今までの山行でいちばん良い行いをした瞬間。

これで翌日からガッツリクライミングに時間を割けるようになります。と言っても移動とキャンプ設営等があるのでどのみち登れる時間は少ないですが。

 

買い出しして、またキャンプ場へ。

この日はHodgedon Meadowは最後だったので、燃やせるものは燃やすに燃やしました。

さすがに食担飽きたので、ともやんさんにバトンタッチ。

そしてこのツアーでいちばん強烈な食事を編み出した。

玉ねぎのホイル焼き。とにかく辛い。そしてほぼ生。

アメリカでの玉ねぎのホイル焼きはお勧めしません。

 

さすがに連続、毎日クラックしか登らない日々は僕には初体験で、体も疲れたので、そそくさと就寝。ともやんさんは夜一時くらいまで火遊びしたそうです。

 

さて、今回はこれでひとまず終了します!

あと二回くらいで終わりにしたい。

ではまた!

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