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名古屋ASCは四季を通してオールラウンドな山行活動をしている名古屋の山岳会です。
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2017.4.22-24 北アルプス 不帰キレット

SEIJIです。

4/22〜24で、ともやん会長と北アルプス 不帰(かえらず)キレットに行ってきました。

去年はホワイトアウトで途中敗退しているので、今年は二度目の挑戦です。

 

4/22(土) 

9:00 山の麓はすっかり春。田んぼに水が張って、ぽかぽかのどかです。

 

10:30 八方尾根スキー場からゴンドラ、リフトを乗り継ぎ、八方池山荘へ。

途中はかなりガスってました。はやり山の中は麓とは別世界です。

 

11:30 八方池山荘から出発。

 

13:30 丸山付近。これ以上標高を上げると風が強そうなので、ここにテントを張ります。

雪を50cmほど掘り、風を防ぐための壁を作ります。

 

明日歩く唐松岳〜杓子岳への稜線は雲の中。

晴れてくれるといいなぁ。17:00夕食。18:30就寝。

 

4/23(日)

2:30起床。4:15出発。

 

東の空が明るくなってきました。

雲海から雪山がぼんぼん突き出し、三日月がどーんと輝いて、漫画みたいにダイナミックな風景でした。

 

4:40 標高2554mの小ピーク地点。

不帰キレットが見えました。思わず「うぉぉ・・・」と声が出ます。あそこを渡っていくのか・・・怖えぇ・・・。

美しくも恐ろしい風景。息を呑むというのか、少し呼吸が浅くなりました。

 

会長は普段通り落ち着いています。流石です。

 

5:00 ご来光。

 

6:15 唐松岳山頂。雲一つない快晴です。

 

今日の行程が見渡せます。手前の不帰キレットを通り、天狗の頭、奥の尖った白馬鑓を抜け、

杓子岳から双子尾根を下り、ジャンクションピークまで。遠いなー。

 

2人で記念撮影。こっから先は真剣です。

 

不帰景に突入するともやん会長。

 

不帰曲を懸垂下降するともやん会長。

 

岩と雪のミックスが続きます。

 

曲を懸垂で降りる僕。岩の露出が多く、支点は豊富にありました。

 

10:30 不帰喫を越え、無事不帰キレットを抜けました。

快晴でほぼ無風。コンディションは最高でした。

 

不帰喫から天狗の頭への登り。広大な急登が続きます。長かった・・・。

 

登りながら抜けてきた不帰キレットを見下ろします。写真中央の喫に10mくらいの巨大な雪庇が張り出しているのが見えます。

尾根の基部から外れて歩くと危険。よく見ると、雪庇上に僕らとは別の足あとが、張り出した雪庇の端部まで伸びているのが見えました。踏み抜かなかったんでしょうか・・・。

 

12:00 ようやく急登を登り切りました。ここからはなだらかな稜線歩きが続きます。

 

奥に劔岳が見えます。本当に天気の良い日でした。

 

ライチョウ発見!

 

14:30 白馬鑓手前のコル。

目的地の双子尾根ジャンクションピークに明るいうちに着けるか微妙なため、ここにテント張ることにしました。

疲れました。会長が雪掘りながらジョーみたいになってます。

 

崩れ落ちる会長。ずっと先頭でしたから、負担は僕の比ではないでしょう。おつかれさまです。

 

夕日に染まるテント。

 

夕日。18:00夕食。19:30就寝。

 

4/24(月)

2:30起床。4:15出発。

 

4:50 白馬鑓から見る白馬岳。

 

6:20 杓子岳から見る白馬岳。ここから双子尾根の下りが始まります。 

 

ロープで確保してもらいながら双子尾根を下降します。空が青いなぁ。

4ピッチ程、ロープを出しました。

 

尾根の両側は・・・落ちたくないですね。止まらなそう。

 

ダブルアックスで降ります。雪の状態は良かったです。

 

樺平を過ぎるたあたりから、シュルンドが発達していました。

 

ルート上に空いていたシュルンド。深さは2~3m位でしょうか。落ちないように、見落とし注意です。

 

11:00 小日向のコル。ここから先は沢に降りていくので、この時期雪崩リスクの高い場所です。

気温が上がり切る前に通過してしまいたいですね。

 

13:40 猿倉荘。つ、着いた・・・。悪化した靴擦れでのアイゼン歩きから解放されて倒れ込みました^^;

ここから会長が先行して、八方尾根スキー場から二股まで車を回してくれることに。ありがたやありがたや。

2時間の林道歩きで二股に着き、車を回してくれた会長とガッチリ握手して、今回の山行は無事終了しました。

 

八方温泉からの白馬三山。登った山は一層綺麗に見えますね。また好きな山が増えました。

三日間穏やかでいてくれてありがとう!また来るよーい^^

 

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| 雪山バリエーション | 19:33 | comments(0) | - | asc |
20170318 錫杖 北東壁左ルンゼ

ともやんです。

 

数年ぶりに錫杖行ってきました。

パートナーはH野さん(グリズリー)

駐車場到着が1時すぎ。3時出発の予定が予定通りの寝坊で5時出発となった。

ラッキーなことにトレースあり、遅れを取り戻すべく速足ですすむ。これはワカンも要らないなということで途中にデポ

 

 

 

前衛壁の基部を回りこむと、左ルンゼの入り口が見える。

 

 

 下部はフリーソロで

 

左がグラスホッパー。正面の雪壁を登り氷が出てきたところからロープを出す。ビレイ点はカムで構築

 

 

1P目 ともやんリード

出だしの正面の氷は右、左のどちらからでも行けそうだが右から行く。ベルグラで抜け口はグサグサだった。

そこを超えたら10mほど登った所でスクリュー2本でビレイ

 

 

2P目 H野さんリード

見た目以上にハードだった

 

2P目終了点から雪壁をもう1P伸ばしそこでロープ閉まって、烏帽子岩の東肩まで

 

烏帽子のトラバースは悪そうなのでパートナーと相談しとっとと同ルート下降すること

 

懸垂7回で取り付きへ

山はそろそろ春っぽくなってきた

久しぶりの雪山にワクワクした。やっぱり山は楽しいな

 

H野さんの記録はこちら

 

 

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| 雪山バリエーション | 00:10 | comments(0) | - | asc |
2015/04/29 立山 龍王岳東尾根
SUZUです。

GWは暦通りで、29日の祝日を1日使って立山の龍王岳東尾根に行って来ました。メンバーはともやんさん、MURAさん、ISAさん、SUZUです。
SUZUは以前に何かのメディア(何かはまったく覚えていない…)で龍王岳がクライミングの場として取り上げられていたのを目にして以来ずっと行きたいと思っていた山でした。
前日仕事⇒仕事後にそのまま立山へ移動⇒龍王岳に登山⇒立山から移動⇒翌日仕事。なかなかハードでしたがとても充実しました。

龍王岳の印象は岩は固く、東尾根はそれほどルートファインディングは難しくないと思いました。

8:00 室堂発
天気はピーカン。暑くなりそう。雪は圧雪された感じで歩きやすいです。山肌が見えている山があったりして雪山シーズンももう終わりかな、と感じました。登山者以外にもスキーヤーやスノーボーダーで賑わっているなか一ノ越方面へ歩いて行きます。

9:00 一ノ越山荘
予想通り汗をいっぱいかきながらのアルバイト。剱岳や遠くには槍ヶ岳が見えて晴天に感謝です。
少し休憩をしてハーネスやらアイゼンやらヘルメットを装着し東尾根の基部まで下降します。カール状になっていて、上部には亀裂が走っている部分がありヒヤヒヤします。

↓龍王岳東尾根とともやんさん。登攀対象のスケールがよくわかる。


9:45 東尾根取り付き
1P目は卦蕕らいと思われます。取り付きから東尾根全容を見ると途中に2箇所の雪壁がありますが基本的には岩が出ています。
ともやんさんリード。

↓取り付きからの一枚。写っているのは先行パーティー。



1P目からしばらくははSUZU⇒ともやんさん⇒ISAさん⇒MURAさんの順でコンテで登りました。SUZUはコンテのトップをやらせてもらいまいしたが、踏み後が結構あったのでルートファインディングも問題なかったです。

頂上付近の雪壁は再度ともやんさんリード。雪は湿っぽくてたまに踏み抜きます。




13:45 龍王岳山頂
東尾根完登を祝して記念写真。他に登山者はいないのでカメラマンは交代制で。


その後、時間に余裕があったので山頂付近の開けた場所で雪訓をすることに。コンテやスタンディングアックスビレイ、スノーバーの使い方等を学びました。

↓コンテの大阪式を実践中。わかりにくい写真になってしまった…


15時頃に雪訓を切り上げ下山開始。


16時に室堂着。帰りはきときと寿司でお腹を満たし帰路へ。
次は龍王岳の南面を登りたいです。

皆さんお疲れ様でした。ありがとうございました。
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| 雪山バリエーション | 23:49 | comments(0) | - | asc |
ミニミニ、アイス☆
YUKIですおかお(幸せ)
今年も無事に仕事が納まりました!
と言う事でお正月休み、お山第一弾♪

12月28日 
ASCからはYUKI、他仲良しの、あつた&若駒の山岳会メンバーで
御在所3ルンゼに行ってきました!

計画書は3ルンゼ→武平→鎌…(えぇ〜0口0
と思うも
エスケープ、山頂→裏道 武平から車道 (絶対、山頂→裏道だなむっつり

結果は…。
雪の少ない黒々とした御在所へ


ミニミニアイスが数か所程度、順調に超えて行きます。


山頂に抜けると…
スキー場のような人混み汗
夏も冬も山頂に上がることの少ないYUKIにはびっくりな光景
ここはどこ?私は誰?状態エリザベス
この人混みを、アイゼン、ピッケル、ヘルメット、ハーネス、ガチャ一式…浮き過ぎkyu


途中で目標が変更になった『アゼリア』へ
御在所定食ランチちゅん


予想通り、裏道下山でした!ちゅん
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| 雪山バリエーション | 10:38 | comments(0) | - | asc |
2014/04/05 八ヶ岳 小同心クラック
熊です。

桜満開がちょっと過ぎた週末に八ヶ岳に行ってきました。
メンバーはTS、熊。
連れていってもらいました!

春になったな、と思っていましたが、見事に四月上旬寒波とぶつかりました。
非常に寒い中でのクライミングでした。

1日目は小同心クラック。
登山学校の修了山行で行けなかった場所にようやく行けます。
4月とは思えないパウダースノーの中を小同心目指し進みます。

アプローチ中は、天気良いな、と思っていたのですが、

取り付きに着く頃から少しずつ荒れ始め、
横岳直下では顔面を凍らせながらビレイすることになりました。
冬の八ヶ岳の洗礼を受けたように感じます。


終始TS様のオールリード、本当にありがとうございました。
精進いたします。

登りは、ホールドがしっかりしており、前尾根と比べると登り易く感じました。
しかし、寒さと長い行動でテン場に着く頃にはヘロヘロになってました。

2日目は阿弥陀北稜を予定していたのですが、
疲れと雪の多さに退散してきましたとさ。
いつか阿弥陀北稜も行きたいです。

憧れの雪山バリエーション
ついにデビューできました。
TSさん、ありがとうございます。
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| 雪山バリエーション | 01:03 | comments(0) | - | asc |
鹿島槍北壁 正面ルンゼ 1day
ともやんです。

 3/24に鹿島槍北壁 正面ルンゼに行ってきました。
19時間 1dayです。

23日22:00
大谷原の駐車場を出発。
今年は昨年と違い天気良好、雪質も締まっていて歩きやすい。

大川沢での渡渉
飛び石で行けそうにないので靴を脱ぐ
冷たい、痛い・・・
対岸に渡り裸足で雪面を登り平な所でザックに座り雄たけびをあげた。

もう渡渉がないことを願ったがまた渡渉
もう靴は脱ぎたくない
飛び石で行く。セイヤー!

ポチャリ!

天狗尾根を登る



3:30  天狗の鼻着
鼻からはカクネ里に向かって下降する。
懸垂1回でなんとかカクネ里に降りれた。
ようやく明るくなりだし、北壁が良く見える


北壁に陽があたりだした


主稜手前あたりの雪壁
傾斜がきつくなり主稜基部あたりの雪壁はやばかった


主稜をトラバースして正面ルンゼへ。先行2人パーティを追う


正面ルンゼはスノーシャワーが降り続く中での登攀。
氷、硬雪、スカ雪、草付きのMIX
先行パーティはロープを出していたがこのスノーシャワーの中で待つのも
なんなんでフリーソロで行くことにした。
100mほどあがってようやくルンゼを抜けスノーシャワーから開放された。
ルンゼを抜けたあとの雪壁。(写真は別パーティの方)


ここからは正面の尾根上を行く。
クラストしておりフロントポインティングの連続。
ヒラメ筋が悲鳴をあげるが1歩でも間違えればカクネ里まで逆戻り
全力集中と行きたいとこだが徹夜明けで眠い

まだかと上を見るとパートナーが上からのぞき込んでいる。
「そこ山頂?」


12:45 鹿島槍北峰
やっと山頂に立つことが出来た。
平なところってすばらしい。
劒も良く見え景色さいこー
パートナーとガッツリ握手して登頂を祝う
なんどとなく敗退してきたルートだが
今年は天候、雪の状態、パートナーに恵まれ登頂することが出来た。

別パーティの方は天狗尾根を下降
我々は北俣本谷を下降することにした。
コルからいっきに下る。


17:00 大谷原着
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| 雪山バリエーション | 14:27 | comments(1) | - | asc |
5.3〜5 赤谷尾根〜北方稜線
 連休後半にともやんさん、YUKI嬢、TSで赤谷尾根から北方稜線を歩いてきました。



天気予報では絶望かと思われていましたが、一日目は青空が覗く場面もありました。
GW前半で融雪がかなり進んだようで、取付きからかなり苦労しました。



2日目は見事に雨。
ブーツの中まで浸水するしガスで視界は悪いわで大変でした。
大窓までもたどり着くことができず、無念の敗退。
ずぶ濡れになった体をテントに放り込んで3日目に下山することに。



そして下山日に好天に恵まれるという皮肉っぷり。
振り返ると小窓の王や雲を讃える剱岳本峰が。
本峰は荘厳というよりもちょっと不気味・・・。
まさに『死者の山』でした。



敗退は残念でしたがいろんな経験ができました。
皆さんお疲れ様でした。いやマジで。

ともやんさん、YUKI嬢、追記よろしくお願いします。

ともやんです。
トレーニング山行&3日間お疲れさんでした。
登頂はできなかったがどれも充実した山行ができました。
写真アップしとくよ


取水口あたり



もっと手前から取り付けばよかったがもう遅い。1Pロープをだした。


赤谷尾根の下部はやぶこぎ3級


ようやく雪稜っぽくなってきたが、雨も降りそうなので今日は1800m地点にて終了
テントに入ってすぐに雨が降りだす



二日目、雨が降ったり止んだりしていたが出発する


赤谷山直下のぼろ壁を1Pロープをだした。前回来たときは雪壁だったのに今年は雪解けが早いのかな


視界の悪いなか支尾根に迷いそうになるが何回か補正してルートを切り開く。
雨風強く、時間的にも厳しくなってきたので大窓手前で雪壁を切り崩してテントを張る。
装備もテントの中もビショビショで不快指数120%か
翌日以降も天候が微妙なので敗退することにした。




3日目
朝からベルグラとなったハイ松をつかんでモンキークライミング





雪壁をトラバース


視界悪い


懸垂して降りたら、ガスの間から正規のルートが・・・また登り返す。
敗退も楽じゃない。



ようやく晴れ間が見えてきた


雪庇下のトラバース




またいつかリベンジしよう
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| 雪山バリエーション | 19:17 | comments(2) | - | asc |
涸沢岳 西尾根
 

4月の7,8日でともやんさんとYUKIちゃんとTSで涸沢岳西尾根を登ってきました。
初日はうす曇、2日目は無風快晴で暑いくらいでした。
前回敗退したときと比べて雪の状態も良く、快適な稜線歩きを堪能できました。



シュルンドもセッピも盛りだくさんで春山って感じでした。



ともやんさん、YUKIちゃんおつかれさまでした。
追記よろしくお願いします。

ともやんです。
みんなお疲れさんでした。
写真アップしとくよ


JPにあがったところ。雲海に浮かぶ稜線がかっこいい


蒲田富士にむけて雪稜を行く


冬の滝谷。いつかは登りたいな


山頂手前あたりか。クラストしているので慎重に行く


山頂にて。風は強いが景色はいい。




下降中

いい山行だった、お疲れさんでした。
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| 雪山バリエーション | 13:24 | comments(0) | - | asc |
八ヶ岳連峰 旭岳 東稜
 ざあざあと雨の降る外と比べ、清泉寮の食堂の中は平穏そのものだった。

ひとしきりみやげ物を物色し、ホットドッグを食い、さらにはソフトクリームすら食べようかということが、そのときの僕の関心事の全てだった。
彼女は暖かそうなダウンに包まり、テーブルに突っ伏したまましばらく動いていない。
彼はストーブの前のベンチに陣取るとぼんやりとただ一点を眺めていた。

本当にこの雨はやむんだろうか。

風は吹き、外から雨宿りに逃げ込んでくる観光客の皆さんは、ほぼ例外なくびしょ濡れだった。



僕は途方にくれていた。

時刻は18:00過ぎ。あたりは暗くなり始めていた。
雨で増水した沢の渡渉は困難を極め、高巻をすること数回。
小屋はもうすぐそこであろうにも拘らず、高巻のトレースはプッツリと切れていた。

くそっ、こんなはずじゃ・・・こんなはずじゃ・・・。

まさか小屋までの間でロープを出す羽目になるとは思わなかったが、まさかさっきの巻き道を下ろうなんて思わない。
名も無き懸垂下降・・・急げ急げ、すぐ真っ暗になっちまう。

『煙いな。』

彼はそう呟いた。
視線の先には炭が赤く燃える薪ストーブ。
外に排気するパイプはあるが、何故かストーブの天板が開けられており、小屋中に排気が蔓延していた。
目が沁みる。軽く咽る。
彼女の用意してくれた塩麹の鶏肉味噌鍋だけが小屋での楽しみ。
それを100%堪能するために、彼は思い立って天板を閉めに立った。
が、その数分後に何故か開けられ、小屋中に煙は再び蔓延するのだが。

寝るときも、起きたときも。

まさか最後の最後に荷物の撤収に訪れたときも、再び煙だらけになっているとは思わなかったが。

真っ暗な夜明け前のアプローチ。
ルートを探しながら歩く。
この時、僕は絶対にたどり着けないんじゃないかと思っていて、きっとそれは現実になるはずだった。



地形図とコンパス、概念図とにらめっこ。

地形図をこんなに必死になって見たのは初めてかもしれない。
いかに自分が、他人の力によって登ってきたかを如実に表している。
取付きらしき尾根を見つけたときも、まだ僕は半信半疑だった。
絶対に登れない。そう信じていた。



雪。柔らかい。トレース。消えかかり。
こんな程度のラッセルがなんだ、と言われるだろう。

先行パーティはなし。
ずるずると流れるような雪を踏み固め、僕は無様に先頭を歩いていた。
時刻は6:00頃。いつまでも続く樹林帯のラッセルで気が狂いそうになっていた。



目の前が開ける・・・そうなると人間現金なモノで、途端に元気になる。

この眺めを見せられたら、そりゃあてっぺんに行って、そこからの眺めを楽しんでみたいと思うのが普通だろ?

五段の宮。
凍った草付と岩とアイゼンでのスメアリングの殿堂。
今シーズン本当に氷と岩ばかりやっていて良かったとつくづく思った瞬間。
雪が降ってきてしまって、ここからの眺めを楽しめないのはどんな罰ゲームかと思うけど、凍った草付にアックスを振るう感触はなかなかイイ。



できないと思ってた。登れないと思ってた。

真っ白で殆ど何も見えないけれど、頂上で交わしたハイタッチはナニモノにも換え難かった。
その為に山に登る?
そうとは言わないけれど、それも理由の一つであることは確かだな。



3/31、4/1でともやんさん、YUKIちゃんと旭岳東稜を登ってきました。
YUKIちゃん、写真ありがとう。使わせてもらったよ。
他に追記があればよろしくお願いします。

ともやんです。
画像アップしとくよ

1P目をフォローするK嬢


2P目は草付きMIXから雪壁のトラバース、ナイフリッジへのマントリングをしてさらに雪壁を登る
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| 雪山バリエーション | 01:34 | comments(1) | - | asc |
鹿島槍 北壁 1day 敗退
 ともやんです。

鹿島槍北壁1day 敗退しました。

3/25 大谷原手前駐車場 23:00 → 0:40取水口 → 5:00第一クロワール手前 → 8:00大谷原手前駐車場
パートナーは波多野さん(千種)

今年は鹿島槍北壁を登るぞと3月は第3日程まで計画したが
第1,2とも天候不良で中止
そして第3日程へ突入。
天気は微妙だが行くことにする。

名古屋出発から腹の調子が絶不調。夕食も食べれない。
こんな状態で登れるのか
体調不良なんてつまらんことで山行を中止にはしたくない。
駐車場に着くころにはなんとか調子も良くなってきた。
急激に腹がへりおにぎり三個食べて出発する。
しめり雪が降り続き、装備にべっとりとくっつく。
取水口手前2回の渡渉


1回目の渡渉。バランスくずしてポチャリといったが靴は濡れなくてすんで助かった。



向かう先が明るい。なんだろうと思いきや取水口の電灯が点いていた。なんかホットする明かりだ。
ここでしばらく休憩

荒沢手前で雪壁の高巻き。そして荒沢をつめる。スノーブリッジまでは悪い雪壁のトラバース
天狗尾根にのっかてからも雪は降り続き、ラッセルする雪も深くなる。
雪は膝から腰ぐらい。硬い雪面の上に新雪のしめり雪がどっさりのっかている。
右側の雪庇を踏み抜かないように慎重にルートを選ぶ。
登ってきた道を振り返る。後ろには暗闇の空間。高度感なんてまるでなし
この状況では北壁は厳しいなと思いつつもしばらくこの状況を楽しむ
第一クロアール手前。傾斜の強くなった斜面。
直感的にやばそう。相談した結果ここまでとする。


ここで敗退。暗くて見えないが先にはやばそうな斜面


下山時の荒沢


大川沢に降りてもホワイトアウト

敗退しても楽しい山行でした。
パートナーとは来年のリベンジを誓う
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| 雪山バリエーション | 20:58 | comments(1) | - | asc |
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